印
所持している印材の大半は、数十円から数百円のもの。
買ってくるなり鑢をかけて、石の肌を磨き、丸みをつける。
切り出しの姿の数十倍の艶が出る。
宝石に全く興味はないが、この地味な石印材には惹きつけられてしまう。
巴林凍石
2.4×2.4×7cm 翠祥堂で購入。
印面には姓名を刻してある。
大学2年次の刻。
聯落以上の作品には大抵これを押す。
青田石
1.5×1.5×5.5cm
印面には名を刻してある。
大学3年次の刻。
半切に満たない小品には大抵これを押す。
寿山石
1.7×1.7×3cm 博鳳堂で購入。
印面には あざなを刻してある。
大学院1年次の刻。
小品によく使用する。
青田石
1×2×4cm
印面には「萬里」と刻してある。
大学3年次の刻。
作品の右肩に稀に押す。
白文なので使用頻度がどうしても低くなってしまう。
寿山石
2.2×3×3.5cm 上海の朶雲軒で購入。
大学院1年次の上海・蘇州漢詩セミナーの折に購入したもの。
書道部の皆と、上海の街を、書具求めて徘徊したことが懐かしい。
印面にはまだ何も刻していない。
石泉印泥
栄豊斎にて購入。
紅すぎず、黄すぎず、おだやかな色で気に入っている印泥。
柔らかい印泥なので、夏に使うと印影がつぶれてしまうのが玉に瑕。
夏以外の小品はもっぱらこれを使う。
大きな作品や、夏には西冷印社の光明を使っている。